ウクライナの Eleonora Romanova 特集

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Eleonora Romanova Ball

財政が厳しいウクライナ。政治情勢まで不安定になってロシア側と紛争に発展してる今年は、ウクライナ新体操ナショナルチームの海外遠征も控え気味。国際大会への参加も例年に比べてぐっと減っている印象がある。主要な大会のみに絞って出ているみたいだ。

その影響もあってネットに出回るウクライナ選手の動画も今年は少なめ。しかし、そんなことに関係なく地球は回る。ウクライナ新体操界も絶えず変化はある。

ウクライナ代表として昨年のイオンカップにはジュニアで、今年からはシニアに上がってガンナ・リザディノワと共にイオンカップ2014に出場した新たな注目株、エレノラ・ロマノワ選手の演技を観てみよう。

Eleonora Romanova - Ball - World Cup Sofia 2014

シニア1年目、ジュニアテイストが残るほっそりスレンダーなロマノワ。デルギナスクールのニューホープは今後チームのヴィクトリア・マズールらとリオ五輪出場の座を競って凌ぎを削っていくことが予想される。

他の演技も観てみよう。

Last Updated: Tue, 2014-10-21 23:29:42

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Morgoth @R/5d07kU

Dear: OME310 さん
ここまで詳細に調べてくださったとは恐れ入りました。大雑把に調べて気分で言を発している自分の行ないに危機感を感じてしまいました。反省して行かなければなりませんね。

ウクライナ勢は政情不安定な割には意外と多くの大会に人員をローテーションしつつ出場してましたね。もっと少ないと思ってましたが大きな大会の中で出てないのはモスクワGP、WCタシュケント、WCカザンぐらいですかね。思い込みには気をつけようと思った次第です。ウクライナ不参加大会の開催地から考察すると財政の厳しさが理由というよりも、単にロシアが嫌いという理由の方が濃厚に見えてしまいました。

大会開催日、各選手の得点、細かいところまで数値化すると何かが見えてきますね。ちゃんとした統計と分析の重要性を垣間見ました。勉強になります。
私も2人が揃って出ていたミンスクGPでの結果がその後に大きく影響してそうな気がしました。ムルミナは5連戦した後ミンスクGP以降は国際大会への参加がぱたりと止まってしまっている。ロマノワはミンスクGPで優位性を決定付けるような順位を出していた!キーワードはミンスクGP。この1年、ウクライナ3番手事情は思いのほか熾烈になっていたんですね。

こうやって数値化してみると、改めて日本代表がロシア合宿を経て目覚しくレベルアップしているんだなあということも実感します。世界の来シーズンの展開が楽しみです。デルギナスクール選手達の出場試合と結果のまとめ、お疲れ様でした。

OME310 @-

こんばんわ、Morgothさん
ロマノワ特集ということで、彼女の世界選手権2014への道程を検証しようというつもりでしたが、それを争ったムルミナだけでなく、
いっその事デルギナスクールシニア4選手の今年の出場試合と結果(基本AAの順位と得点)を調べてまとめてみました。

GPとWCUPシリーズはチェックしました。小さな試合は漏れているかもしれませんがご容赦ください、間違いありましたら御指摘願います。

                リザディノワ   マズール    ムルミナ    ロマノワ            備考
               (1993年生まれ)  (1994年)    (1997年)    (1998年)
1/26 LA Lights(CA) 2位 70.633   7位 61.800 9位 58.350   10位 58.317 シニア4人で出場(ジュニアも5人)
2/9 ミスバレンタイン (EFのみ) ----------- ボール1位17.167 リボン2位16.0  -----------   評価の難しい試合・・・
2/15 国内選手権(ウジゴロド) 1位 ?     2位 ?    3位 ?     6位 ?     6種目演技している模様・・・順当な結果?
3/10 ティエGP          5位 69.900  -----------  15位 65.250   ----------- GP緒戦 ムルミナはまずまずの成績
3/16 WCUPハンガリー      2位 70.333   9位 65.117  ----------   -----------   WCUP緒戦 このあたりから毎週試合が続きます。
3/23 WCUPシュツットガルト   5位 70.932  23位 61.698  ----------   -----------
3/29 ホロンGP(INTトーナメント)   -----------   6位 68.233  8位 59.500   7位 60.167  マズールはGPへ出場、ムルミナとロマノワはINTトーナメント出場
4/6 WCUPリスボン       ----------- 9位 66.600  13位 64.550 ----------- この時のムルミナは安定した数字、日本の皆川さん11位 65.000
4/13 WCUPペーザロ       3位 71.532  -----------  35位 61.899   -----------  ムルミナ3連戦目で下降線、日本の皆川さん12位 67.399と健闘。
4/21 コリアカップ  (EFのみ)-----------   ( 出場 ) (4種目とも9位) -----------   マズールはHOOP4位BALL7位CLUB2位RIBBON4位 、ムルミナ絶不調!
4/27 国内選手権(スミ)    1位 ?    2位 ?    3位 ?     ?位      ムルミナは国内だと3位(目標位置?)確保しています。
5/11 WCUPコルベイユ      3位 71.999  29位 61.516 ----------- -----------   
6/1  WCUPミンスク        -----------  -----------  32位 62.917   18位 66.050  2度目の直接対決 、ロマノワはクラブでファイナル進出し8位
6/15 ヨーロッパ選手権     3位 71.649 14位 66.582  -----------   ----------
8/4 国内選手権(ウジゴロド) 1位 74.750  2位 71.600  3位 70.500   3位 70.500  ムルミナとロマノワ、同点3位!
8/10 WCUPソフィア       -----------  15位 65.250  ----------   23位 63.050  ロマノワまずまずの出来 
9/28 イズミル世界選手権    3位 72.449  18位 65.099  ----------   2種目 32.099  ロマノワ2種目出場、フープ16.383 20位 ボール15.716 34位
10/19 イオンカップ       4位 71.732  -----------   ----------    9位 66.881  2人ともリボンのミスが惜しかった。ロマノワの9位は立派!    

演技内容を無視して数字だけを並べて評価するのも何なんですが・・・それでもスポーツは数字を残して何ぼの世界、何やら見えてくるものがあります。

まずリザディノワの成績の立派な事! 世界選手権でシーズンベスト(国内選手権の点数除く)の得点を出し表彰台GET、本当に素晴らしい選手になりましたね。
マズールは世界選手権初のフルエントリー(昨年は出場枠2人の為全く出ていない)18位も今の実力通りに私には思われる、試合数は14戦とチーム内で一番多い。

そして肝心のムルミナとロマノワ、出場機会を見るとシーズン前半はムルミナが、後半はロマノワが多く、直接対決ではロマノワが上位の数字を残していますね。
ムルミナは3月末からホロン、リスボン、ペーザロ、コリア、国内選手権と5連戦(毎週試合!)しています。リスボンでは4種目揃えた数字を出していますが、ペーザロ
コリアカップと下降線を辿っています、コリアカップはEF9位とはいえ得点は散々な数字(EF4種目計56.2はまずい)5連戦最後の国内選手権では3位と内弁慶ぶりを発揮?
それにしても5連戦とは・・・今の彼女には色々ハードに過ぎる様な気がします、試合で鍛えていく作戦なのか? デルギナスクール恐るべし・・・

ターニングポイントは共に出場のミンスク大会ではないでしょうか、ロマノワにとってはWCUP初出場ですが、18位66.050(AVE16.513)とまずまずの結果を残しています。
一方ムルミナは32位と低迷します、8月のウクライナ国内選手権では両者同点で3位、ムルミナも頑張りましたが、翌週のWCUPソフィアにはロマノワを投入しています。

この時点で世界選手権の切符はロマノワが勝ち取ったという事でしょうか?どうもムルミナは試合でのミスが目立ちますね、比べるとロマノワは試合で堅実な成績を残せる
事が(ミスが最小限)強みでしょうか、イオンカップの観戦(それぞれ2回来日している)でもそれは感る事でした、技術かメンタルなのかわかりませんが・・・
この1年、ロマノワは重圧への対応をムルミナよりうまくやったという事でしょうか、ムルミナの奮起も期待したいと思います。シニアの彼女もイオンで観てみたいですね。

来年はリオを目指す全ての選手にとって大事な1年になるはずです、ウクライナチームの采配と代表争いはやはり来年の注目ポイントのひとつだと個人的に思っています。
ベッソノワ引退後のウクライナに何とか4人の有望シニア選手が育ったのはうれしい事すが、2番手争いがもう一段レベルアップするとベラルーシ、その他の国との争いも
面白くなってくると思います、頑張れウクライナ!  

超長文失礼しました。

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Morgoth @R/5d07kU

Dear: OME310 さん
来年はロマノワの進化を見届ける年になりますね。順当に行くかどうか注目ですね。
世界選手権ウクライナ代表選考の経緯、分かったら教えてください!

国際大会の参加に関連する費用の面は我々があまり知らない部分ですね。どんな仕組みになってるのでしょうねぇ。大会人気に直結する強豪国選手の参加。国別待遇はオープンにされていない隠された部分なのかもしれないですね。
今年はイオンカップと同日に新体操GPシリーズの「ベルリンマスターズ」や韓国新体操 GALA ショーの「Rhythmic All Stars」が開催されていた中、ほとんどのトップ選手らが日本へ来たことを考えると、他のイベントよりイオンカップの方が待遇がいいかことが予想されますね(権威が高いと判断されている可能性もありますが)。
GPやワールドカップも開催地ごとに参加状況のばらつきがあるので、待遇にもそれぞれ違いがありそうですね。

OME310 @-

特集ありがとうございます。この選手は本当に来シーズンも大注目ですね、まさに伸び盛りという感じがします。

実は今年の各国戦力分布は昨年とさほど変らないだろうとGP及びWCUPシリーズのエントリー状況や結果のチェックは怠り気味でした。
ただ、今年の世界選手権が3人エントリー可能(昨年のキエフ大会だけはなぜか2人だけ)になり、3人目が誰かに注目していました。

エントリーリストを見ると、ウクライナではロマノワ(1998生れ)ロシアではソルダトワ(1998生れ)が3人目だった事に驚きました。
両者とも有望株と思われていた1年先輩のムルミナ(1997生れ)とティトワ(1997生れ)を超えての出場!
ロシアについては直前のロシアKAZAN大会を見るとティトワが大ゴケし、ソルダトワが良い結果を出していたので順当かと納得しましたが・・・

一方ウクライナはどうにも良くわかない・・・ムルミナ、ロマノワは今シーズンは国際試合にあまり出ていないだろうと認識していましたが、
3番手選考はどのような経過で決まったのか?悔しいので今からでも両者の出場試合と結果を調べてみようと思います。

それにしてもロシアチームに比べると財政事情が悪そうなデルギナスクール、イオンカップのような招待(遠征費用をかなり持ってくれる)待遇が
どれだけあるのかわかりませんが、招待と言えど遠征費用全額まかなえるわけでは無いでしょうし・・・
イオンでも強国3国は同じ招待でも待遇が違ったと思いますが、GPやらWCUPの事情はどうなんでしょうね?このあたりも興味のある所です。

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