Permanent of Entry #90
ブログ FCafe の FCafe 英語で表示エントリを見て知ったのだが、FC2ブログには翻訳機能が備わっていた。FC2側から正式なアナウンスはされておらず、現在はまだテスト中と云うことらしいが、ブログのホームアドレスの直後に言語コードと / (スラッシュ)を付加することでブログを翻訳することができる。
例えばブログアドレスが
http://morgoth.blog47.fc2.com/ なら、
英語版のアドレスは
http://morgoth.blog47.fc2.com/en/
となる。
この要領で色々試してみたところ en (英語)、it (イタリア語)、es (スペイン語)、de (ドイツ語)、fr (フランス語)、pt (ポルトガル語)、ko (韓国語)、zh-CN (中国語) の8言語の翻訳が可能だった。ひょっとするとまだ翻訳できる言語は存在するのかもしれない。翻訳の精度は御世辞にも良いとは言えないが、これはかなり面白い。自分の書いた記事が全部他の言語に変換される様は爽快だ。
しかし未完成なだけにおかしなところも多い。英語に翻訳すると文字コードは Shift_JIS に、その他の言語は UTF-8 に変換されるが、その際 HTML ソースの meta
要素の http-equiv
属性と共に指定する content
属性内の charset
は自動で所定の文字コードに変換されているのに、xml
宣言のエンコーディングや html
要素の言語コード部分 xml:lang
属性などは放置されている。これは問題があると思う。言語の指定も翻訳後の言語に変換した方がいいだろうし、ブラウザの中には混乱してちゃんと表示されないものがあるかもしれない。これらの自動変換は早急に対応して欲しいポイントだ。(しかし、期待はできないかもしれない・・・。いっそうのことデフォルトも含め全て UTF-8 で良いのではないかと思う。)
それから中文に変換したとき起こった現象だが、HTML ソース内に
<script src="http://64.233.179.104/translate_c.js"></script>
と吐き出されていた。紛れもなくグーグルトランスレートだ。これはもしかすると全部グーグルトランスレートで翻訳を行っているのではないだろうか。だとすると日本語をダイレクトに英語以外の言語に翻訳することは今のところ不可能なはずなので、内部で一旦英語化してそれを他の言語に翻訳するという2重翻訳をしているのかもしれない。自分がグーグルトランスレートでロシア語の記事を2重翻訳して日本語化したときほぼ意味の通らない文章になったエントリロシア語記事の機械翻訳を試みるも・・・を書いたのはのはまだ最近。これを踏まえるとしばらくは期待する程の翻訳精度向上は見込めないだろう。もしグーグルで2重に翻訳しているなら、現時点で未対応言語の ar (アラビア語)、ru (ロシア語) への対応が近々追加されるかもしれない。
まだ問題もあって実用性も低いが、面白い試みなので早速テンプレートに翻訳ページへのリンクを設置してみた。
Last Updated: Wed, -0001-11-30 00:00:00
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Post Comment
こんにちは、はじめまして。私も他の人が発見して紹介した記事を読んで、fc2 のブログサービスに自動翻訳する機能が実装されている事を知りました。最初に発見した人は凄いと思います。
「自動翻訳 ブログ」で検索して、こちらにたどりつきました。自動翻訳機能は、海外の友達のために前々から探していました。紹介してくださって、ありがとうございます。
こんにちは。はじめまして。
最初は zh だけで試したものの駄目で、でも韓国語に対応してるのに中国語を無視するのはどうなのだろうと思って、副言語指定 zh-CN、 zh-TW、 zh-HK も試してみました。そしたら当たりました。偶然の産物ですね。
以前テレビで香港人のチューヤンが台湾人のヴィヴィアン・スーと話をしても方言の違いで通じないところがあると言っていたので、同じ言語でも地域によって歪みが大きい場合もあるのだなぁと思ってはいました。
最初に気付くのも何故見付けられたのか不思議でしたが、
zh-CN というのは如何してお分かりになったのか。
( 皆さん ニュータイプ ? )