Permanent of Entry #543
2011年1月19日に放送された『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の「女子新体操部の旅」コーナーで、福岡の強豪である中村学園女子高校新体操部をやった。
「何しよる!それ!」中村学園女子の新体操部を指導しているのは、卒業生でもある25歳の若い監督だ。中村学園は中高一貫教育なので中学生と高校生の部員が一緒に練習している。
恵まれた練習環境というわけではなく、普段はマットが敷かれた天井の低い練習場所を使っている。他の部活が休憩に入り、天井の高い体育館が使用できる一瞬の隙をついて素早く移動し、その限られた短い時間にマットも敷かずに投げの練習を集中的に行う。部員達はいつも低い天井での練習に慣れている為か、手具を高く投げ上げると勝手が違うようで上手く扱うことが難しいみたいだ。そしてタイムリミットが来ると、また低い天井の練習場へ戻っていく。
高校新体操の3大大会のひとつ、3月末開催の春の選抜大会には、その予選にあたる各都道府県の新人戦にて僅差でライバル校に破れており進出できないはずだった。しかし熊本の出場予定だった学校が、部員数が足りず出場を辞退しなければならなくなった為、中村学園がその枠を貰い出場できることになった。ラッキーチャンスが舞い込んできたのだ。
選抜大会に向けて短い期間に急ピッチで演技を仕上げていかなければいけない。その演技をつくりに卒業生がやってくる。それが秋山エリカ卿だ。エリカ卿はこの時期になると毎年母校へ後輩達が年間を通して踊る演技を作りにくるそうだ。
まずは全員で音楽を聴きイメージを膨らませる。演技作りが始まると、部員のカメラ係りがビデオ撮影を開始し、監督がメモを取る。エリカ卿は自らが動いて部員達に直接動き方を伝授する。的確に指示を出しながら演技をつくっていく。部員の動きや個々の特性などを見極めながらアレンジしていくみたいだ。
途中、監督のメモの内容を例に、珍しく難度の記号・難度レベル・点数が解説された。このマークはこういった動きで、レベルが○難度で、点数は○点、という具合に数種類ほどの形状が説明されていた。きっと監督の記録のとり方が見やすくナイスだったからだろう。Good Job!
全体の演技が一通り完成し、通しのときには多くの人が見学しているみたいだった。大物が動くと人が集まる。エリカ卿は基本的には演技構成の骨組みをつくる作業をし、後は大会までに部員や監督などでアイディアを出し合ったりして改変しながら作りこまれていく模様。選抜大会ではどうなっているのか、乞うご期待。
Last Updated: Wed, -0001-11-30 00:00:00
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