Permanent of Entry #296
11月3日(月)16:10-18:00 NHK-BS1 にて、スペインで10月4日と5日に開催された第7回新体操ワールドカップファイナルの模様が放送されたので観た。
前半の50分間が大会1日目。個人種目別は、ロープ上位5人、フープ4人。団体種目別は、フープ&クラブ4チーム全て。ニュースを挟んで後半の50分間は大会2日目。個人種目別は、クラブ上位4人、リボン上位5人。団体種目別は、ロープ4チーム全て。という構成だった。
団体チームは本来種目別毎に8チームは出場する資格がある筈だが、北京五輪が終わって多くの国のチームは、既に来年のルールや種目に合わせた練習に入っているということから、出場のキャンセルが相次いだみたいだ。
ど初っ端はセシナのロープで始まった。久々にテレビ越しに見るセシナは、心なしか体形ががっちりした感じに見えた。ロープの超絶な足捌きの技が印象に残った。キレのある動きからもまだまだ健在であることが確認できた。
どの種目か忘れたが、カナエワが音楽が始まってもスタートの姿勢のまま動かないでフリーズ状態になった。どうも観客の声援が大きすぎて音楽が始まったところが分からなくなってしまい、動くタイミングを逃したようだ。音楽が流れないトラブルで固まった状態になるのはたまに見るが、音楽が流れているのに固まったままの状態なのは初めて見た。解説によれば、音楽が始まっても微動だもせずに居れば、またリセットされるのだそうだ。実際にやり直しされて事なきを得た。流石カナエワ18歳!ナイスな判断だ。迂闊に動こうものなら取り返しが着かなくなってしまうところだ。アクシデントに見舞われても落ち着いて対処する。これも経験値の高さがあるが故か。
ゴデュンコのリボンの演技では、前回のワールドカップファイナル三重大会のときは稲妻の閃光がみえたけど、今回は虹が見えた。どうしてこういう現象が起こるのか説明はできないけど、たぶんゴデュンコのスピードが速いからだと思う。なんらかの理由で空気中の水分が照明の光に乱反射してレインボーウェーブが見える。
ベッソノワが頭に赤いリボンを巻いたポーズで踊り終えた直後、客席のべっさんファンと思われる複数の観客が赤いリボンを頭に巻いて応援している光景が映し出された。スペインのファン達が、そういった小道具を事前に用意して観戦に挑んでいるところに驚かされる。ラテン系の応援は熱い!スペイン人の気質なのか、新体操の大会を全力投球で楽しんでいる様子が伺えた。
個人では、ロシア3選手とウクライナ2選手の他にも、ユスポワ、ガラエワ、リセンソンの演技も紹介され、この大会に出ていた選手は一通り全員を確認できた。
今回団体チームの多くがキャンセルしている中、よくベラルーシは参加したと思う。団体5強中、まともに出場したのはベラルーシだけだった。独壇場だった。ロシアチームは両種目とも4チーム中4位。解説ではロシアから出場した団体メンバーはユニバーシアードで優勝したチームと言っていた。ユニバーシアード優勝チームであっても、世界のナショナルチームの前では足元にも及ばないということか・・・。格の違いがはっきりと表れてた。海外掲示板の情報によればロシア国内の4番手になるらしい。ミスが結構出て、場慣れしてない感じもあった。本人達もいきなり国の代表に抜擢されてびっくりだったのかもしれない。
Last Updated: Wed, -0001-11-30 00:00:00
- Entrylinks:
- Related Entries
-
- 喜田純鈴選手と柴山瑠莉子選手をロシアへ派遣 2014-11-14
- LA Lights Invitational 2007 - Results 2007-01-22
- Italian Serie A Prato 2015 - Results 2015-11-16
- ヤナ・クドリャフツェワが幼少より行っていたというアンクルトレーニングとは何か? 2017-01-26
- Miss Valentine Tartu Grand Prix 2023 - Results 2023-02-27
Post Comment
そうでしたか。途中で音楽が途切れてやり直しとなると、そこまでが順調だった場合は特に精神的ダメージが大きいでしょうね。突然のアクシデントにも動揺せずに集中力を切らさずに居られる精神力の強さが勝敗を左右しますね。カナエワは何かメンタル強化の為の特殊な訓練をしているのかな?
今週の土曜日の午前11時過ぎから再放送されるみたいですよ。視聴が可能でしたら確認してみてください。一瞬のことだけど面白い光景でしたので。
応援してる選手の演技内容に関連したグッズを用意するというアイディア、是非とも取り入れていきたいですね。ネームボードを作っていくというのも積極的で素晴らしいと思いますよ。
残念ながら放送を見逃してしまいましたが、リボンを頭に巻く…ナイスな発想!私も以前、お手製キラキラネームボード?を作って応援したことがありますが、それくらいしか思いつきませんでした。
セシナのロープでは以前より脚を器用に動かして凄技を出してると感じました。動きの根底にはバレエで培ったしなやかな脚の筋力があるから?と思いました。
私もリセンソンの笑顔はいつ見ても眩しくて素敵だなと思います。チャームポイント→「笑顔」って感じで、誰からも好印象を持たれるのではないですかね。
他にもいろいろ感想ありがとうございます。
アクシデントがあったのはフープのときでしたか。勝つためには咄嗟の出来事にも沈着冷静に対処する能力が求められるんですねぇ。こういったルールがあることは知りませんでした。この放送を観て、また一つ勉強になりました。