イリーナ・デルギナ、FIG 委員会メンバーの停止

Permanent of Entry #226

[Edit]

Categories:
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

FIG からデルギナスクールのコーチ、イリーナ・デルギナの FIG RG TC メンバーの停止がアナウンスされている。

具体的な違反要項は分からないが、複数の違反があったそうで、委員会では満場一致で決定。2008年12月31日までのいかなる公式な職務にも携わることができないそうだ。また2013年から2016年までのサイクルの終わりまで、FIG 委員会の活動への参加を除外することが即時有効になる。

最悪の場合は2016年まで FIG が主催するどんな公式大会にも参加できなくなるということかと思われる。

いったい何があったのだろう?

このコーチは10年程前にも組織的な点数操作を行なったリーダーとして不正ジャッジが明るみに出て処罰されるということがあったはずなので、不名誉を重ねたという認識になってしまう。

Last Updated: Wed, -0001-11-30 00:00:00

Tags:
Related Entries

Post Comment

Title

Author

Options

Posted example: Show

4 Comments RSS Feed

[Edit]

Morgoth @R/5d07kU

そんなにですか・・・
そこまで堂々とやってるとなると清々しさすら感じてしまう。
各国のいろいろな大会の会場に訪れて撮影をしている写真家の人達にとっては、不正が行なわれているであろうという事はもはや周知事項なのですね。
ガスプロムのような巨大資本のある大きいクラブからは膨大な点数購入費用が普通予算として当り前のように確保されているのかもしれないですね。

なんだかそのうち五輪種目から外されそうな気がしてきちゃいます。実際に不正発覚で新体操を五輪から外そうかという話合いにまで発展したこともあったのですよね?こういったことが問題視されないか心配です。

主要FIGメンバーのデルギナカップ事情なんて全然知りませんでした。一般的にはなかなか知り得ないことなので、とても参考になります。

[Edit]

takako @wXqYE0t.

何処の国の会場に行っても、不正は暗黙の了解みたいな気がしています。
「あの選手のお父さんはお金持ちで出資者なのよ。だから、点を出してあげて!」とか、
もう普通に聞こえてきます。なのに、何故、デルギナが槍玉に挙げられるのか・・・
何だか、もっと裏があるのではないかと思ってしまいます。

ビネルは・・・頭が良いのでしょう。何処に何を使ったら良いのかという臭覚を持っているのでしょうね。

デルギナはやり方が下手・・・なのかも知れません。
もっと賢く人を動かす術やお金の使い方・・・そうですね。その辺でロシアに敵わないのかも知れません。本気で。

2005年のバク大会でもデルギナはスゴく悔しがってました。誰かに慰めてもらっていましたが、
腹のムシが収まらなかったのでしょうね。その点、ビネルは女王様として貫禄勝ち(苦笑)

morgothさんの「新体操の表面的な華やかさとは裏腹に、見えない処での
シス卿達のダークサイド対決による攻防というのが本質的なテーマのような気がします」に頷くしかないですね。

新体操は本当にメジャーになりきれないのはこういう内輪でもめてばかりいるからってこともあるでしょうね。
なので、ルールが一定しない・・・。影響がないとは言えないでしょうね。

今年のデルギナカップにはアブリチーニさんをはじめ主要FIGメンバーが来ていませんでした。
デルギナが呼ばないはずがありません。この辺りから雲行きが怪しかったのかも・・・。

2000年の欧州選手権(スペイン/サラゴサ)の時は、
ジャッジの不正はデルギナだけではありませんでした。ビネルは平然としていましたが、
記者会見で「おかしいじゃないか!」という質問が出たんですね。この話はスポーツアイでも書いたのですが、
ビネルがUEGのプレスのマイクを取って「あなたたちの言うような公正なジャッジなんてあり得ないのよ!
これはFIGアブリチーニも言ってること。あのね、あなたたちには分かりっこないの!」と公然と言ってのけました。

同席していたUEGのメンバーも記者もシラケてしまって、気まずい空気。
やはり・・・新体操は競技としては発展途上。ルールがいくら変わっても、頭をすげ替えてもと言ったところかと。

気の毒なのは選手たち。
一生懸命厳しい練習に日々を費やして・・・聞こえて来るのは上層部のこういった話ばかりなので。

デルギナになくて、ビネルにあるものって何なんでしょうね。人を見極める目?信頼出来る人間関係?
そんな気にさえなってしまいますが、自業自得とも言えるのでしょうね。

ベッソノバには頑張って欲しい・・・そう祈るしかないでしょうね。

[Edit]

Morgoth @R/5d07kU

Dear: takako さん
8年前の事になるのですね。確かいつだかのヨーロッパ選手権で不正ジャッジに関わった審判員全員が罰せられて、審判資格一定期間停止になったというニュースを昔見た記憶があります。以前は今程新体操のことを調べたりしてなかったので、自分はそれはリアルタイムではなく、何年か後に後追いで事実を知りましたが。
そのような新体操界にとっての歴史的事件を目撃してたなんて貴重な体験かと思います。なかなか聞けない話ですから。生き字引ですね。
古くからのファンにとっては懐かしいであろう名選手の活躍の裏にも派閥や利害関係のようなものが絶えず付きまとってるのですかね。
イリーナ・デルギナ卿は昔から権力を行使しているみたいですね。でもネット上ではイリーナ・ビネル卿の権力行使に対しての批判の方が圧倒的に多い割には、なかなか罰せられないですね。
新体操の表面的な華やかさとは裏腹に、見えない処でのシス卿達のダークサイド対決による攻防というのが本質的なテーマのような気がします。新体操の光と影。先行きを見守りたいです。
ところでイルクーツクにも行かれるのですか!行ってみたですねロシア。レポートを楽しみにしてます。

[Edit]

takako @wXqYE0t.

デルギナさん、また違反ですか?
私は2000年欧州選手権で何人かのジャッジを買収したとして、ジャッジ席から降ろされたのを見ました。
ビトリチェンコの点数に対する圧力だったようです。
結局、ビトルチェンコは個人総合に出る資格を回復したのですが、プライドから蹴り、客席のアイドルとなりました。

もうカバエバやラスキナ、エバ・セラノが10点出す度に会場は大ブーイングでした。
そして、デルギナはロシア応援団に混じって「カバエバ~!」と声援を送っていたんです・・・。

この人の勝利への情熱は常軌を逸するものがありますね。
ベッソノーバへの影響を考えると・・・何だか巻き添えで気の毒な気がします。
影響がない訳がありません。やっぱり、ビネルの方が役者が上。

1992年のバルセロナでも、直前でオクサナ・コスティナの出場を阻んだと現地に行った友人から聞きました。
私はコスティナのファンだったので、友人から彼女がバルセロナにいる!という知らせを聞いた時はワクワクしてたんですね。
でも、TVで出て来たのはオクサナはオクサナでもスカルディーナの方で「?』となったのを思い出します。

デルギナ・・・何だか複雑です。
3月のキエフ大会、フェアウェルパーティでコスティナのコーチ、オルガさんと和解するシーンがあったんですね。
私は微笑ましく見てたんですけど。
オルガさんの選手がジュニア優勝したんですけど、素晴らしかった。
・・・で、通訳の方を介して7月のイルクーツクの大会に行く約束をしたんですね。
オルガさんはデルギナに言いたいことはたくさんあったと思います。
でも、彼女はすべてを水に流しましょうと、新体操のために貢献しましょうとハグしあったんですけど。

最後は人間の品格の問題かも知れません。何だか残念です。

でも、情報いつも助かっています。
ありがとうございます。

TrackBack RSS Feed

:

Permalink URLs for this entry

:
Other: Show