Permanent of Entry #2084
まもなくスウェーデン・ストックホルムで2021年世界フィギュアスケート選手権が開幕する。2022年北京五輪の前年である今シーズンの締めくくりであり、五輪の出場枠が懸かる。
近年急発展しているフィギュア女子シングルの技術革新も、この1年以上に及ぶコロナ禍の影響で鈍化するのではないかという心配が少なからずあったが、ほぼそんなことはなく、ロシアでは選手やコーチなど関係者の複数に新型コロナウイルス感染症の陽性者が出ているにも拘わらず、信じられないぐらい普通に例年通り大会を行い、その上で新しくチーム対抗戦まで設立開催されてしまうほどで、今シーズン中にも女子の非公認世界記録はショート、フリー、トータルの全てで塗り替えられた(今シーズンはISU公認記録となる大会はこれまで一切開催されていない)。
特にカミーラ・ワリエワを筆頭に、ダリア・ウサチェワ、マイア・フロミフなどチームトゥトベリーゼに所属する14歳の若手選手達の躍進が目立っており、まるで留まることはない。この勢いならまだまだ難度は上がって記録は更新され続けそうだ。
世界選手権で注目となる選手はアンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トゥルソワ、紀平梨花の3名。3人の実力差は大きくは離れていないため、メンタルを強く維持して平常心を保ち自分が持つ最大限の力を出せるかどうかにかかってくる。4回転時代の中核に君臨する実力を持ったこのトップ選手達の戦いは、限りなくノーミスが求められるとてもシビアな争いなので、観ていても相当な緊張感が伝わってくるはず。
昨年は世界選手権が中止になってしまったので、とにかくやってくれるのは有り難い。お陰でこの2年分の集大成を楽しめそうだ。果たして誰が表彰台の中央に立つのか、乞うご期待。
Last Updated: Tue, 2021-03-23 19:25:32
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