Permanent of Entry #160
来たる10月5日(金)22:25-1:20 NHK教育の「芸術劇場」で放送された、ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ合同ガラ公演を鑑賞した。時間枠を拡大して日本公演Aプロ収録の全演目を余すことなく放送してくれたのは有りがたい。それだけ注目されている公演だったのだと思う。
最初の特集コーナーで合同練習の様子を伝えたり、ダンサーへのインタビューを交えて両バレエ団の紹介があり、素人の私にも優しい分かりやすい解説付き。
公演自体は155分。前半がボリショイ・バレエ、後半がマリインスキー・バレエという構成で、古典が中心。演目ごとにダンサーが次々と代わっていき、その都度雰囲気も変わるので飽きない。様々な演目のパ・ド・ドゥが詰まっているので観てて楽しいし勉強になる。
ボリショイの方が全般的にダイナミックでエネルギッシュ、マリインスキーの方は優雅っていう印象を持った。両バレエ団の旬のダンサーが舞い踊っててどちらもそれぞれ見応えがある。そんな中、特にロパートキナは強力なオーラが出てた。存在感が違う。曲と身体が一体化して音がそのまま動きになってる。改めてロパートキナの偉大さが分かった。舞台に出てきただけで空気を変えてしまって会場を包み込む圧倒的な支配力。これはニュータイプ・・・。ロパートキナは最後のフィナーレでも中心的な存在だった。
実際の時間よりも早く終わったように感じるぐらいだった。観終った後もまた観たいと思った。初心者の自分でもかなり楽しめた。
ネット上で公開されているこの公演に対するいろんな人の感想を読んでると、演目によっては辛口評価も目にする(ロパートキナへの批判は皆無なようで、どこでも大抵絶賛されている様子)。しかし、その辛口な評価がどこまで的を得ているのか判らない。目が肥えると粗が見えるのかな?場面ごとの登場人物の感情表現まで観ていかないと判らないようなことが多いので、そこら辺はまだまだ難しい。自分には全般を通してとても良いものに見えた。永久保存クラス級だ。今のロシアバレエの頂点がどんな雰囲気なのかは一望できる。時間のあるときにまた見返しながら徐々に学習していこうと思う。
Last Updated: Wed, -0001-11-30 00:00:00
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