マリインスキーバレエの永久メイ

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May Nagahisa

Photo: Natasha Razina courtesy State Academic Mariinsky Theatre

マリインスキーバレエに入団した日本由来の人物としては恐らく2人目となる。名前は May Nagahisa (永久メイ)。日本人とアメリカ人のハーフ。

2013年 YAGP(ユース・アメリカ・グランプリ)ジュニアの部で華々しく優勝。これを機にプリンセスグレースアカデミー(モンテカルロ)への留学が決まる。

プリンセスグレースアカデミー在学中の夏季セミナーで、マリインスキーバレエのユーリー・ファテエフ芸術監督代行の目に止まり、「アカデミー卒業後はマリインスキーで踊って欲しい」と直々にオファーを受ける。当時15歳。

そのときのことが記されているロシアメディアによるユーリー芸術監督代行のインタビュー記事を読み返してみると興味深い一節。

彼女はスターに育つかもしれません。身体的素質と内面から発散するもので分かるんです。比類のないエネルギーと身体的美を兼ね備えていますから。あと、1年半も勉強すれば、彼女をめぐり争奪戦が始まると思います。でも、我々は、何を彼女にオファーすべきかはっきり知っています!

マリインスキー・バレエ団公演中 [ロシア・ビヨンド] 2015年12月

一流の人からすれば、天賦の才はすぐに見抜けるみたいだ。電撃的!

2016年4月にサンクトペテルブルクで開催されたマリインスキー国際バレエフェスティバル 2016 公演に招待され、「ラ・バヤデール」のマヌー(壺の踊り)を踊る。

以下の動画はワガノワの少女達との「ラ・バヤデール」最終練習の模様。

Dance Magazine に当時の公演のことが掲載されているが、ワガノワアカデミー以外のバレエ学校の生徒がマリインスキーの公演に招かれてソリストの役を演じることは前例がなく、異例の出来事であり名誉なことだそうだ。ブラボー!

2017年6月、プリンセスグレースアカデミーを卒業。同年、17歳で研修生としてマリインスキーバレエ入団。順調に舞台をこなしながら現在に至る。

昨年マリインスキー夏のロンドンツアーが行われた際には、「パキータ」のグラン・パと「ラ・バヤデール」のバリエーションがお披露目され、イギリスのテレグラフからもディアナ・ヴィシニョーワやエカテリーナ・コンダウーロワ、ヴィクトリア・テリョーシキナといった著名なプリンシパル達と同列に語られ、「優美で軽やかな上半身」と賞賛されている。

マリインスキーはワガノワの卒業生でも一握りしか入れないような狭き門なのに、芸術監督の方から直接来てくれって言われて入団。いきなり最初からソロ。もの凄い勢いで駆け上がっていって、気付けばプリンシパルになってそうな感じだ。いつの日かブノワ賞も取っちゃいそうだ。

この日米ハーフの有望なバレーダンサーがマリインスキーバレエに入団したという話題。これほどの逸材はそう滅多に出てこないだろうし、そろそろNHKの撮影部隊が取材に入ってこのお方の特集を制作して欲しいところ。期待したい。是非とも映像で詳細まで切り込んだ特集が観たいな。

Last Updated: Thu, 2018-02-08 17:18:01

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