Permanent of Entry #1433
世界新体操選手権 2017 は日本代表の活躍によって、連日42年ぶりの快挙に沸いている。
まず個人の皆川夏穂選手が大会初日に種目別フープで銅メダルを獲得(日本人の個人表彰台は42年ぶり)。続いて皆川夏穂選手が大会3日目、総合で5位入賞(個人総合5位は42年ぶりタイ)。そして大会4日目の団体ではフェアリージャパンが総合で銅メダル獲得(総合でのメダル獲得は42年ぶり)。
世界新体操選手権での快挙を報じたメディアによく出てくる42年前の1975年にいったい何があったのか?当時の日本の新体操は本当に世界選手権で表彰台に上がれる水準にあったのか?
Wikipedia に掲載されている世界新体操選手権 1975 の情報 1975 World Rhythmic Gymnastics Championships を参照すると、日本選手が種目別フープで金メダルを1つ、団体総合決勝で銀メダルを1つ獲得している。
しかし実際にはブルガリア、ソビエト連邦をはじめ、新体操の強豪国である東欧諸国の国々が参加していない大会だったようで、東欧のスポーツである新体操に東欧の選手が不在、そんな中でのメダル獲得だったことになる。
このことを考えると、東側諸国がボイコットしたロサンゼルス五輪のときと同様に、42年ぶりとは記録上の数値であって、実質的に世界のエリートと肩を並べるようになってきたことを印象付ける現状は過去には存在せず、未踏の出来事なのかもしれない。
長期強化策が実り成果を上げてきてることは顕著で、この大会は大成功してるようだ。強豪が出揃った試合でも表彰台に上がることが夢ではなくなってきた。これから新たな境地でどうなっていくか楽しみだ。
Last Updated: Sun, 2017-09-03 18:47:10
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