Permanent of Entry #1233
ブラジルのリオで8月20日から21日まで開催されたロンドン五輪新体操決勝の結果。
個人総合は、優勝マルガリータ・マムン(RUS)、準優勝ヤナ・クドリャフツェワ(RUS)、3位ガンナ・リザディノワ(UKR)、4位ソン・ヨンジェ(KOR)、5位メリティナ・スタニオウタ(BLR)、6位カチェリナ・ハルキナ(BLR)、7位ネビアナ・ブラディノバ(BUL)、8位カロリーナ・ロドリゲス(ESP)、9位マリナ・ドゥルンダ(AZE)、10位クセニヤ・ムスタファエワ(FRA)。
個人でリオ五輪を制して女王に輝いたのはマルガリータ・マムン。前回のロンドン五輪を最後に女王カナエワが引退して以降は、クドリャフツェワが世界選手権や欧州選手権などの大きなタイトルを取り続けてディフェンディングチャンピオンだったが、五輪ではそうはいかなかった。
団体総合は、優勝ロシア、準優勝スペイン、3位ブルガリア、4位イタリア、5位ベラルーシ、6位イスラエル、7位ウクライナ、8位日本。
髪を一箇所に束ねない、団子をつくらない斬新なヘアスタイルを持ち込んだロシアチーム。いつも新しい何かを取り入れてそれがいつの間にか普通になっていくような気がするが、やっぱり只者ではなかった。逆転優勝。これからもこの勢いで新体操のルールはロシアがつくっていく。
当初予定されていた個人決勝のテレビ生中継の放送も無くなり、予選に続いて個人は引き続きインターネットでライブストリーミング観戦した(今大会はNHKと民放のライブストリーミングが充実しているので助かる)。
ロシアのトップ2人が接戦を繰り広げており、2種目が終わった時点では目だったミスもなく、クドリャフツェワが若干リードしつつも、行方はまったく検討もつかない状態。緊迫した戦いになっていた。
動きがあったのは3種目めのクラブ。試技順1番のマムンが先攻できっちり踊りきった後の試技順3番クドリャフツェワの演技。踊り終える寸前のラストに、まさかのクラブ落下。命運を分けた瞬間だった。落胆して、うな垂れるクドリャフツェワの姿と涙。鉄の翼が折れた。初めて見る光景に刻の涙を見た!
最終種目トップバッターのマムンがきっちりと踊り終え、ノーミス完全制覇を達成。この時点で誰も追いつくことのできない高得点に達したので、まだ演技をしていない選手達を残す中、早々と優勝を決めてしまった。ミスひとつが命取りになってしまう張り詰めた中での完全勝利。ベンガルタイガーの咆哮が放たれた。遂にマムンが大きなタイトルを手にした。
※「鉄の翼」「ベンガルタイガー」等の参照:ロシア新体操の2人の新星 [ロシアNOW]
日本体操協会公式ブログに現地レポート有り。
- Olympic Rhythmic Gymnastics - Rio 2016 Summer Olympics
- Games of the XXXI Olympiad RIO DE JANEIRO (BRA)
Photo
- Olympic Games Rio/BRA 2016 - Rhythmic Gymnastics [fig-photos]
- Rio 2016 Olympic Games - Rhythmic Gymnastics [Facebook]
- 2016 Бразилия [vk.com]
Last Updated: Thu, 2016-08-25 01:40:47
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