Permanent of Entry #1107
ベラルーシのジュニア新体操選手ユリア・イサチャンカの十八番、ベラルーシ選手の間で伝統的に受け継がれている回転技イサチャンカバージョンが回転数アップを成し遂げ進化しているようである。
カウントすると現在8回転を達成してるようだ。このトレーニングのショート動画は、以前に紹介したABTのダンサー小川華歩さんによる10回転のピルエットに匹敵するほどのインパクトがあった。
回りながら上がっていった形状は、フィギュアスケートのユリア・リプニツカヤがやるビールマンスピンを超えたキャンドルスピンと遜色ないほどのキャンドル状態になっている。
下の昨年の演技と比べてみると回転数が増して進化したことがわかる。
Yuliya Isachanka Ball - Holon GP 2015
Source: Yuliya Isachanka (BLR) Ball - Grand-Prix Holon 2015
イサチャンカの回り方はメリティナ・スタニオウタの形状よりも10年ぐらい前に活躍していたバレリア・クリルスカヤの形状に近いのではないかと思われるが、回転数では別次元ぐらいよく回っている。
Melitina Staniouta Clubs - World Championships Stuttgart 2015
Source: Melitina STANIOUTA (BLR) 2015 Rhythmic Worlds Stuttgart - Qualifications Clubs
Valeria Kurylskaya Ball - Corbeil-Essonnes 2005
Source: Valeria KURYLSKAYA (BLR) ball - Corbeil 2005 AA
最近では多くの日本の選手らの間でも演技の中にまったく同じか又はよく似た動きを取り入れているようで、国内の大会でも見かけることがあるかと思う。そんな中で今後は他者との差別化のために、もっと回転数を増やすことが求められてくるのかもしれない。
あまり身体に負担がかかるのはよくないとは思うが、それでも近い将来10回転を達成する選手が現れそうだ。
Last Updated: Sun, 2016-01-31 01:47:04
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