Permanent of Entry #1068
バレエ界の至宝シルヴィ・ギエムの最後のステージは、テレビ東京の新年カウントダウン番組『東急ジルベスターコンサート』になることがわかった。
- 大みそか“ジルベスター”にバレエ界の至宝が出演へ! [ウオーカープラス]
- テレ東新年カウントダウン番組に“バレエ界の至高”が登場 [テレビドガッチ]
公式
- 【速報】『東急ジルベスターコンサート 2015-2016』公演決定! [Bunkamura]
- 【東急ジルベスターコンサート 2015-2016 [テレビ東京]
2015年までで引退を表明しているシルヴィ・ギエム。現在ギエムはファイナルツアーで世界を巡回している最中。ツアーの最後は12月に日本公演となっている。
そして日本で企画されている年末のコンサートが、氏のバレエダンサーとして最後のステージとなる。コンサートでは代表作である「ボレロ」がカウントダウン曲になることも発表されている。
これはもう観るしかない!2015年の終わりはボレロで年越し。シルヴィ・ギエムの有終の美を目撃しよう。
シルヴィ・ギエム関連ニュースとして、世界的に優れた芸術家に毎年贈られる高松宮殿下記念世界文化賞の演劇・映像部門を受賞し来日、その記者会見や授賞式典の様子も報道されている。
21日に開催された第27回高松宮殿下記念世界文化賞の授賞式典の様子。
Posted by Sylvie Guillem on 2015年10月22日
衣装はイッセイミヤケのプリーツのドレスだそうだ。
シルヴィ・ギエムの合同記者会見での言葉
(横尾忠則さんがおっしゃったように)私も50歳という美しい年齢であると申し上げます。
35年前、日本に初めてやってきました。15歳のときでした。オペラ座のバレエ団の子供たちの1人でした。いろいろな所に行き、目を見開いて、興奮した状態で東京の街を歩きました。後で気がついたのは、大きな冒険の始まりだったということです。国際的キャリアの始まりでした。大人になろうとしていたときで、異なるものを見ること、異なった見方をすることを学んだのです。同時に別のパラダイム(考え方)が存在することも習ったのです。
世界文化賞を受賞すると聞いたとき、とても幸福に思いました。感銘を受けました。幸せだったのは、日本との出合い、文化的な衝撃が多くをもたらしてくれたからです。35年前から愛している国で受賞できることをうれしく思います。
今までの受賞者の名前を見て感銘を受けました。バレエを始めてこれまで私は何をしてきたか、問い直しました。私は愛しただけ。自分がしていることを愛しました。している場所を愛して、誰のためにしているか、その人を愛した。謙虚な気持ちでいただきます。ただ単に「愛したから」という理由で賞をもらえた気がします。ただ、この世界でそれは美しいこと、必要なことだと思います。愛することは必要、なすべきことをするために、社会や文化のために。文化は社会の一部、そのために愛することは必要です。貢献の一部分を、愛することで行ってきたと思います。
日本で世界文化賞をいただけることに感動しています。
2015年高松宮殿下記念世界文化賞の記者会見
- シルヴィ・ギエム [高松宮殿下記念世界文化賞]
Last Updated: Sat, 2015-10-24 00:40:57
- Entrylinks:
- Related Entries
-
- もしアンナ・ベッソノワがバレリーナだったら? 2008-12-12
- 永久メイ氏インタビューシリーズ by チャコット Vol.5 2023-01-21
- ボリショイ・バレエのプリマ、オリガ・スミルノワが母国ロシアのウクライナ侵攻を非難しオランダのバレエ団へ移籍 2022-03-20
- エフゲニア・オブラスツォーワの自宅で健康を維持するためのショートホームクラス 2021-09-17
- 永久メイ氏インタビューシリーズ by チャコット 2022-09-03
Post Comment
伝説的なバレエダンサーが日本のイベントで最終のステージを披露して、しかもお茶の間でも生放送で確認できるというのはありがたいことですね。ラッキーとしかいいようがないです。
コンサートを直接観にかれるようでしたら、是非とも楽しんでいてきてください。
チケット購入を試みてみようかと
思いました(*≧∀≦*)
鑑賞出来ましたら、元旦の始発まで、
どう過ごすかが、課題ですね!
興奮であっという間に朝になりそうですが。