スポーツ大陸「涙を越えて舞え 新体操団体」の感想

Permanent of Entry #223

Author:
Morgoth
Date:
Sun, 2008-04-20 10:21:26
URIs:
https://morgoth.blog.fc2.com/blog-entry-223.html

4月19日(土)NHK-BS1で23:10-24:00に放送された、新体操選抜団体チームのドキュメンタリー番組『スポーツ大陸』「涙を越えて舞え 新体操団体」を観た感想。

昨年末に遠藤選手が加入してから今年3月に開催されたキエフ大会までの時期に当たる、ここ最近の出来事を纏めて作られていた。

序盤で日本新体操の現況や団体の強化合宿に至った経緯などの説明があったり、遠藤由華選手が加入した経緯が解説されたりしていたが、基本的には田中琴乃選手と坪井保菜美選手のフープ&クラブ種目での熾烈なレギュラー争いがドキュメンタリーの中心になっていた。トレーニング以外の生活風景や選手へのインタビュー、コーチへのインタビューを織り交ぜつつ進行。ロープ種目は全面的に除外されていた。

映像で観た感じでは、かなり頻繁に琴乃選手と保菜美選手のレギュラーと補欠のポジションが入れ替わってる感じだった。手具の投げ受けや操作の正確さによる周りとの調和と、動き(パンシェで回転)の難度の確実さを対比的に例にとって、両者の特性の違いが分かり易く解説されていて、団体の演技を組み立てていく上でどちらに重点を置くかという難しさが分かって勉強になった。

ナレーションで遠藤選手はバランス感覚が優れているとも言っていた。

最終的な人員の選定が困難なのか、国際審査員の人に演技を観てもらって、どちらをメンバーに入れたら得点が有利になるのかを審議してもらっている場面もあり、又ミスが出るとすぐ交替させられてしまうので、大会のぎりぎりまでどっちが選ばれるのか分からないといった様相だった。

コーチのやり方としてはレギュラーの座を入れ替えて選手同士を競わせているのだそうな。お互いに危機感を持たせて向上させるという、相乗効果を狙った戦略みたいだ。NHKの編集の仕方では単純に2人を競わせているという印象になるけど、実際にはもっと巧みに他の選手にもプレッシャーをかけているのだと思う。

選抜団体チームは選手が怪我をする都度に次々とメンバーを入れ替えながら練習をしていると聞いたこともあるので、もっと複雑にレギュラーのメンバーチェンジが行なわれているのではないだろうか。

ドキュメンタリーで50分という、なかなか濃密な番組だった。自宅のBSデッキに繋がってる録画マシーンが壊れて録画できなかったのが残念だ。